White Road

マサチューセッツ州ケンブリッジに住む理系院生の日記

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授業開始!

アメリカの大学院では1(〜2)年目はコースワーク中心というところが多い。僕の学科も例外ではなく、研究室には11月まで配属されず、1学期目(9〜12月)は基本的に授業とTAのみに集中するという形になっている。

オリエンテーションで上の学年の学生に聞いた感じでは、2学期(2〜5月)が相当ハードらしい(授業、TA、研究、試験を全てこなす必要あり)。自分としては研究ができない1学期の間になるべく多く授業を取っておこうということで、無機化学のクラスを3つ受講することにした。これに加えて英語が強制受講なので、少ない人では25単位とかのところを45単位。

4つの授業を受けてみた感想は次のような感じだった。

  • 無機化学:現時点で第一希望の研究室の教授が担当。授業を録音してスライドと一緒にアップロードしてくれるため、留学生としては非常に助かる…が、週3回もあって課題が多い。
  • 生物無機化学:この分野の巨匠(調べたら75歳だった)が自分の教科書を使って授業。教科書と授業の流れが一緒なので予習復習がしやすそうだが、最後に受講者で学会をやるらしい。謎すぎる。。。
  • 典型元素化学:第二希望の研究室の教授が担当。週1の授業だが内容はかなりマニアックで、無機化学なのに金属が全く出てこない。毎週指定論文2本+それを引用している論文を読んでくる、というのが課題なのだが、指定論文が40ページのReviewだったりする。
  • 英語(Speaking&Listening):学科ではおそらく自分が一番英語話せないけど、このクラスでは自分のレベルの人が結構いて安心する(日本人も他に2人いるし)。ホームアローンケビンのお母さんみたいな先生。

少なくとも授業に関しては、こっちのやり方は自分に向いてるような気がする。あまり自分で授業の内容を突き詰めて勉強したりする人間ではないけど、課題が大量に出るので勉強せざるを得ない。また、授業中にウトウトしやすいタイプだったのに、こちらに来てからは眠くならない…というか、寝る暇がない。出席を取っている様子もないのに「Participation」が成績に含まれるらしいので、自分に答えられる質問があれば手を挙げてアピールしている。答えられる質問を増やすため、必然的に予習も増える。まだ始まって1週間だけど、毎日が大学時代の試験前みたいな感じに…。

それだけに、金曜日は授業を終えた瞬間から妙にワクワクしてしまう。明日はビールを買ってみようか、自炊を頑張ってみようか、街の方に出かけてみようか。