White Road

マサチューセッツ州ケンブリッジに住む理系院生の日記

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TA training

僕の学科では、Ph.D過程1年目は基本的にTA (teaching assistant)として雇われ、その給料で生活費+授業料が賄われることになっている。

仕事内容としては、小テストやレポートの採点、オフィスアワーでの質問受け、などがあり結構準備は大変らしい。

担当する授業については、Lecture(講義)かLab(実験)の形式の授業でいくつか候補があり、一応希望を出すことができる。見たところ無機化学のLectureタイプはないようだし、自分の英語力的には実験の方がいい(集団の前ではなく、1対1で話す事が多いため)と思ったため、全てLabの授業を希望。

結果的に、「化学実験入門」みたいな授業のTAに決まった。

この授業は高校で化学を勉強していない学生向けらしく、内容は確かに日本の高校でやるような内容も多い(アミノ酸の中和滴定とか、河川水中の溶存酸素の定量とか)。日本では塾で高校化学を長く教えていたため、得意分野で少し気が楽に(気が向いたら、今後高校化学の記事も書くかも?)。

ところが、Lab TAの義務の1つとして、オリエンテーション前の1週間で1学期分の実験を全て事前にやっておくというものがある。彼らは化学専門ではないとはいえ、学部生の数倍のペースで実験を進めないといけない。自分の手を動かしてやっておくのが良いTAになるための「One of the best ways」らしい。明日からの1週間はハードになりそうな予感。

ちなみに、オリエンテーションの1週間の間にはLectureのTAも合わせて新たにTA trainingがある(こっちは授業の教え方とかっぽい)。給料を考えるとこれくらいの拘束時間は仕方ない気もするけど、来学期はLectureを希望しようか…。