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White Road

マサチューセッツ州ケンブリッジに住む理系院生の日記

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TA training(1日目)

初日はLab TA全体がまず大きな部屋に集められ、軽い安全講習から。

6割くらいしか聞き取れないけど、手元の資料を見ながら頑張る。途中出てきた事故の例が結構グロかった気がするけど、これは逆にちゃんと聞き取れなくて助かる。

終わるとそれぞれが授業担当の教官に集められ、個別の説明へ。

自分の授業のTAは男4人、女2人の計6人。女子はどちらもアジア系なのに、男は自分以外アメリカ人で、先行きが不安になる。教官が優しいおじさん風(+英語が聴き取りやすい!)だったのが救い。

昨日書いた通り、この5日間で学期全体(5回分)の実験を終わらせることになる。初日はオリエンテーションなどで時間が限られるからか、一番軽めっぽい「未知液体試料の決定」とかいう実験。1人1人別々の液体を渡され、分子量・沸点・密度・蒸気圧・H NMR・MSなどを測定して、表の中にある液体のどれなのか当てるという課題らしい。(H NMRとMSだけで十分な気がするが、気にしない)

分子量は、高校化学でおなじみ(?)のピクノメータ(デュマ法)!何度も何度も生徒に理論は教えてきたけど、実験でやるのは中学か高校以来で若干高まる。試料容器のフタを開けたらアセトンっぽいにおいがしたけど、これも気にしない。

さすがに大学〜大学院の間に実験の腕も少しは上がったようで、精度の高いデータが得られた。あとは気圧が分かればOKということで、実験室の気圧計を見てみると…

実験室の気圧:31.48 inHg

「in Hg」ということは水銀柱単位なんだろう。でも、31 mmHgでも31 cmHgでも低すぎる(前者は0.04気圧、後者は0.4気圧)し、Paにしても900〜1100くらいだから最高位が3っていうのは変だし…この気圧計壊れてるのかな。でも周りは何も疑わずノートに「31.48 inHg」って書いてる…。それか、基準の値があって「それ+31 mmHg」って意味か…?

と思考停止状態。

考えても分からないので教官に聞いてみたところ、inch Hg(インチ水銀柱)だったことが判明。実験テキストとかは全てメートル単位系・摂氏温度で書かれてるから油断してた…。笑顔で'I got it!'とか言っといたけど、めっちゃ恥ずかしいし先が思いやられる。

その後は(昼食時以外は)英語の壁は特に感じず、実験は一応時間内に終了(液体試料は結局2-butanoneだったので、アセトンっぽいにおいも納得)。分子量の他は蒸気圧測定の実験が面白かったけど、これは高校化学の問題作る時のネタにできそうなので割愛。

ちなみに家に帰って、「1 inch=25.4 mm」ということで気圧を換算してみると…

実験室の気圧:31.48 inHg=800 mmHg=1066 Pa

Googleで調べた値より50 Paくらい高いし、やっぱり気圧計壊れてませんか…?