White Road

マサチューセッツ州ケンブリッジに住む理系院生の日記

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25

25歳になった。

ここ数年はいつも塾の講習と重なってでそれどころではなかったので、誕生日をこんなにしっかり祝われたのは初めてかも。ラボではケーキ(アメリカンサイズだった…)を作ってくれたし。時差があるおかげで、日本からとアメリカからで2日続けて祝われて得した気分。笑

 

思い返すと、大学院で留学するという選択肢を初めて知ったのは大学2年でどこの学部に進学しようか迷っていたときだった(当時19歳)。ただ研究者になりたい、留学したい、といった漠然とした気持ちで、具体的なことは何一つ考えていなかった。それから5年以上経ち、始めたばかりだったfacebookアカウントは700人の友達が登録され、新人だった講師業では200人の教え子を送り出した。当時好きだった女性は親友になり、4人家族は3人家族になった。そして、漠然としていた留学の目標もいつの間にか形になってボストンに住んでいる。

 

ただ一つ20歳の時と変わらないことがあるとすれば、自分の進む道は未だにぼやけていて、はっきりとしていない。当時と変わらず研究者になりたいという気持ちはあるものの、最近では就職した方が良いんじゃないかと思うことも少なくない。人と進路が違う事自体には慣れてしまったので焦ったりはしないけれど、明確な目標とか、夢とかがある人間にはなれていない。

順調に行けば博士を取り終えているだろう5年後、30歳の自分には、どこへ向かうべきかが見えているだろうか。